分離プロセス事例:粉体工業 | Alfa Laval

粉体工業向け分離プロセス事例

粉体を扱う諸工業で、アルファ・ラバルのディスク型遠心分離機は、効率のよい分級、水洗、濃縮装置として多用されています。スターチ工業におけるディスク型遠心分離機は、原料からスターチとグルテンを分級するプライマリー分離とグルテンを濃縮する工程に数多くの実績があります。 色素、カオリン、超微粒子などの分級にもアルファ・ラバルの遠心分離機が多数稼働しています。この分野には、ノズル型と呼ばれる固形分を連続的に排出するタイプを用意しています。基本形:SX型、水洗機構付:TX型、固形分循環濃縮形:QX型があります。

粉体 スターチ.png

実例:コーンスターチプロセス

グルテンの分級(プライマリー分離)

スターチはグルテンより重いため、ノズル型遠心分離機によりスターチとグルテンを分けることが可能です。グルテンは軽液側に、スターチは重液側にノズルによって分離、濃縮され、水洗工程からの水をリサイクルして同時に水洗も行うことができます。水洗機構付のTX520(SX型に水洗機構が追加されたタイプ)で処理する場合、6°Beでは160m3/H、12°Beでは130m3/Hの通液が可能です。

グルテンの濃縮

プライマリー分離から送られる軽液中のグルテンは8-10g/Lと薄いため、脱水、乾燥の前にディスク型遠心分離機で濃縮します。濃縮物を循環して濃度を上げる機構の付いたQX型が使われ、グルテンの最終濃度は、100-120g/Lとなります。STQX520の場合、110m3/Hの通液が可能です。

グルテンの濃縮 1280.png

ノズル型(固形分循環濃縮形)

ノズル型(固形分循環濃縮型).png

Merco CH-38

Merco CH-38.png


実例:カオリン分級プロセス

カオリンプロセスにおける分離実績

プロセス名 機種 流量 原液 粒径 清澄液 粒径 固形分濃度 回収率
粗い粒子をカット QX320 94m3/H <0.3μm:98% <1μm:100% 25wt% 85%
細かい粒子をカット QX320 37m3/H <0.3μm:84% <0.3μm:61% 25wt% 43%

ノズル型遠心分離機による分級

ノズル型遠心分離機による分級.png

STSX520

STSX520.png

スターチ工業専用ノズル型遠心分離機

型式 最大通液量 m3/H 最大ノズル流量 m3/H 適用温度範囲 ℃ モータ kW 騒音 dB 質量 kg
STTX610 50 22 0-100 45 83 1,300
STSX/TX/QX712 130 40 0-100 55 87 1,630
STSX/TX/QX217 170 65 0-100 135/160 84.5 4,100
STSX/TX/QX520 250 100 0-100 132/150 89 4,560
CH-38 300 222 0-100 225/260 85 9,720

粉体工業用ノズル型遠心分離機

型式 最大通液量 m3/H 最大ノズル流量 m3/H 適用温度範囲 ℃ モータ kW 騒音 dB 質量 kg
CHSX/QX512B 80 36 0-100 37/55 87 1,750
CHQX512S 70 23 0-100 37/55 87 1,750
CHSX/QX520 250 100 0-100 132/150 89 4,560