分離プロセス事例:食品加工 | Alfa Laval

食品製造向け分離プロセス事例

アルファ・ラバルは1883年に牛乳から脂肪を分離、濃縮するミルクセパレータで創業しました。以来140年以上にわたり油水分離を手掛けており、パイオニアとしてさまざまな液体食品に最適な遠心分離機を提供してきました。 遠心分離機のタイプとしては、乳脂肪、魚油、動物油分離などの油が少ないケースにはコンセントレータ、植物油精製などの油が主体のケースにはピューリファイヤが適用されます。油水分離の汎用機には固形分の間欠排出機構が装備されており、液液固分離が同時にできることから3相分離機と呼ばれています。

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実例:柑橘類のピールオイル分離

柑橘類の皮に含まれるピールオイルは乳化しやすく、一般的に分離は困難と言われていますが、オイルを乳化させない完全密閉型ディスク型遠心分離機CRシリーズ(コンセントレータ)では、90%のピールオイル回収を実現します。欧州の柑橘類にCR701を適用した事例では、17m3/Hという大流量でピールオイル分離が可能になっています。

完全密閉油水分離用ディスク型遠心分離機CRシリーズ(コンセントレータ)

型式

清澄能力 *

最大通液量 m3/H 固形分スペース L モータ kW 騒音 dB 質量 kg
CRPX250 27 25 4.8 18.5 76 1,374
CRPX714 60 30 9.8 22 71 1,680
CR701 119 60 17 37 78 2,800

* 弊社完全密閉型ラボ機の遠心沈降面積を1とした場合の清澄能力指標です。弊社ラボ機のテスト結果から清澄能力のスケールアップが可能です。


実例:植物油精製

植物油の脱ガム、脱酸工程には、入口密閉で油を乳化させることなく供給し、出口に外部から液液界面を制御できるアルファ・ラバル独自の機構(セントリズーム)を装備したPXシリーズが多数稼動しています。
セントリズームの装備により、これまでのように油種が変わるたびに分離機を分解して比重板を交換することなく、最適なパフォーマンスを維持できます。また、固形分排出時には瞬時に界面を内側に移動することにより、封水破壊を回避できます。

PXタイプ ディスク型遠心分離機の特徴

●処理液が下から緩やかにフィードされることで衝撃を回避

●ヘルメチック設計により空気をシャットアウトし酸化を防ぐ

●遠隔操作によるインターフェイスの迅速なHV調整が可能

PXタイプ.png


植物油精製用ディスク型遠心分離機(ピューリファイヤ)

型式

ボウルスピード
rpm

ボウル
容量 L

スラッジ
スペース L

モータ kW

標準処理量TPD

水脱ガム

スペシャル
脱ガム*

脱酸
max3%
FFA**

再脱酸

温水洗

脱ろう・
冷水洗

冷脱ガム
/脱酸

ミセラ脱酸

SRG610

7,000

18.6

6

5.5

100

X

100

150

150

50

30

X

VO5

8,375

6.2

2

7.5

60

X

60

60

60

X

X

X

VO10

6,240

15

4.8

18.5

100

X

100

100

100

X

X

X

VO20

6,625

15

4.8

18.5

200

X

200

200

200

X

X

X

PX55

6,240

15

4.6

18.5

150

150

150

150

150

75

50

120

PX65

7,488

15

4.6

25

250

250

250

250

250

150

125

200

PX70

5,069

40

9.6

30

300

300

300

300

300

200

150

X

PX80

5,069

40

9.6

30

450

400

450

450

450

X

X

300

PX100

4,300

72

17

37

800

700

800

800

800

400

350

500

PX115

4,800

72

17

45

1,200

900

1,200

1,200

1,200

600

500

750

PX115e

4,800

72

17

55

1,200

900

1,200

1,200

1,200

600

500

X

*スペシャル、スーパー、トップ脱ガム 

**FFAが3%以上になると処理量を落とす必要があります。

上記は標準処理量です。実際には油種によって処理量は変動します。

 


実例:魚油・動物油・エキス精製

魚介類または動物の肉、骨を長時間煮込んで生じる煮汁から油分やエキスを回収するには、デカンタ型遠心分離機で大粒子を除去したあと、3相ディスク型遠心分離機で油と粗清澄エキスに分離し、さらに粗清澄エキスは固液分離用ディスク型遠心分離機で精製します。
このプロセスの要は3相ディスク型遠心分離機AFPXシリーズです。エキスはペアリングディスクにより圧送され、油分はオープンで排出される構造になっています。オープン排出による発熱で油中の水分が蒸発し、油中の水分を0.5%以下にできます。

魚油・動物油・エキス精製.png

型式 清澄能力* 最大通液量 m3/H 固形分スペース L モータ kW 騒音 dB 質量 kg
AFPX407 9 5 4.2 5.5 71 731
AFPX200 50 17 6.7 25 80 1,385
AFPX513 43 37 16.6 30 83 1,291
AFPX600 112 45 25.4 45 80 2,415
AFPX617 115 50 12.7 52 82 2,005

*弊社完全密閉型ラボ機の遠心沈降面積を1とした場合の清澄能力指標です。

弊社ラボ機のテスト結果から清澄能力のスケールアップが可能です。