分離プロセス事例:化学 | Alfa Laval

化学業界向け分離プロセス事例

固液分離

触媒、ポリマーの回収、有機、無機溶液の清澄などの固液分離の様々なプロセスで、アルファ・ラバルのディスク型遠心分離機は活躍しています。フィルターと違い助剤などは一切不要で、回転体容積10L程度のもので時間当り20トンクラスの処理が可能なため、切替の多いプロセスに最適です。そのコンパクトさが完全防爆、密閉対応を可能にし、危険物や有毒性物質の分離を安全に連続無人運転で行い、高い経済性を実現します。固液分離専用機として、固形分を間欠的に排出するCHPXシリーズをご用意しています。

液液分離

ニトログリセリンと水の分離など液液分離のさまざまなプロセスでも、アルファ・ラバルのディスク型遠心分離機は活躍しています。固液分離と同様に、回転体容積10L程度で時間当り20トンクラスの処理が可能なため、切替の多いプロセスに最適です。コンパクトな設計により完全防爆や密閉仕様に対応でき、危険物や有毒性物質の分離を安全性、経済性ともに高い連続無人運転で行えます。固形分がほとんどないか、もしくは微量である場合の液液分離専用機としてCHBシリーズをご用意しています。

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実例:オイル添加剤製造工程における微細炭酸カルシウムの除去

この製造工程では、ベースオイルをヘキサン等の溶剤で希釈された液中から微細な炭酸カルシウムを除去するために、ディスク型遠心分離機を使用しています。1時間に1トン程度の処理が一般的で、遠心分離後の固形分の残留は0.1vol%以下になります。下図ではフィルタープレス代替として使われており、粗ろ過でデカンターを通す場合や排出固形分から製品を回収するためにデカンターを通す場合があります。この工程では、防爆対応の自動排出型CHPXシリーズが適用できます。また、ヘキサンで希釈できず、加熱によって高い粘度を下げる必要がある場合は、210℃まで耐える高温対応のHCHPX513型を使用します。

オイル添加剤製造工程における微細炭酸カルシウムの除去 1280.png

 

化学専用自動排出型遠心分離機 CHPXシリーズ

型式 最大通液量 m3/H 最大固形分処理量 L/H 適用温度範囲 ℃ モータ kW 騒音 dB 質量 kg
CHPX407 12 250 0-100 11 82 1,050
CH300 25 780 0-100 25 78 1,390
CHPX513 24 540 0-100 30 83 1,650
CHPX517 50 1,540 0-100 37 83 2,750
HCHPX513 10 600 0-210 30 78 2,000
CH700 70 2,100 0-100 67 78 2,430

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固形分自動排出型PXタイプ

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実例:ポリカーボネート製造プロセス

DVDやヘルメットなどの材料として使用されるポリカーボネートの製造プロセスでは、その洗浄工程に多くのCHB215型が使用されています。最初、原料にカセイソーダを加え、次に製品である重液にリン酸(軽液)を加え、続いて水(軽液)で洗浄します。現在、その高い効率により、沈降タンク+ミキサーによる方法の代替として、また遠心抽出機よりもシンプルな、CHB215がこのプロセスの標準装置となっています。 運転条件
・製品粘度:150cP以下の場合処理量:10-20m3/H
・製品粘度:150〜400cPの場合:8-10m3/H
・製品(重液:ポリカーボネート+メチレンクロライド)中の水分含有量:0.05-0.2%
・水(軽液)中のポリカーボネート含有量:250-500ppm

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化学専用固形分保持型遠心分離機 CHBシリーズ

型式 最大通液量 m3/H ボウル内の固形分容量 L 適用温度範囲 ℃ モータ kW 騒音 dB 質量 kg
CHB209 15 4.6 0-100 15 83 1,270
CHB215 45 16 0-100 37 78 2,300

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