サーキュラーエコノミー

今日、私たちは「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」というリニアモデル(直線型)の経済の中で生きてきました。製品は使われては捨てられるため、貴重な天然資源を利活用し続けることができず、さらには汚染の原因にもなっています。この問題に対処するために、循環型経済は製品のライフサイクル全体で廃棄物や汚染をなくすように設計されています。一つの製品が使えなくなったら、その材料や部品は別の方法で再利用されます。すべてが循環して、自然のシステムのように再生するのです。

アルファ・ラバルは、分離・熱交換技術がもたらす可能性に挑戦し続けることで、サーキュラーエコノミーを推進するための新しいソリューションの開発をリードしてきました。私たちは、お客様の資源効率の向上や廃棄物の削減、再利用、リサイクルをサポートし、より信頼性の高い、最適化され持続可能な生産プロセスの構築を実現することができます。バイオベースの化学製品、バイオプラスチック、バイオ燃料、都市廃棄物(MSW)、無排水化(ZLD:ゼロリキッドディスチャージ)、プラスチックや繊維のリサイクルといったサーキュラーエコノミーへの移行を共に加速させていきましょう。

Cleantech-Circular-economy-intro-final.jpg

 

cleantech-circular-economy-chart-final.png

サーキュラーエコノミーとは

エレン・マッカーサー財団が定義するサーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、廃棄物や汚染を排除し、製品や素材を使い続け、自然システムを再生させるという原則に基づいています。

言い換えれば、無駄になるものは何もなく、すべての天然資源は最も効率的な方法で何度も繰り返し使用されます。製品は再生可能なエネルギーを使って生産されます。生産工程では、水、化学物質、材料を再利用、削減、リサイクルします。副産物は、他の循環システムに入るように抽出されます。製品は可能な限り長く使用されます。製品が壊れた場合は、捨てずに修理します。製品のライフサイクルの終わりには、その製品を構成する部品がリサイクルされ、再び生産に戻されて循環が完了します。リサイクルされない生物は分解され、太陽の光やCO2、栄養分などで再生され、新たな天然資源を生み出します。

もちろん、これは産業界にとって大きな変化となりますが、次の世代の社会が存在し続けるために必要なことでもあります。お客様が循環型ビジネスモデルへの移行を進めるために、アルファ・ラバルのエキスパートがお手伝いをします。いかに私たちのソリューションがお客様の目標達成に役立つかご紹介しますので、是非お問い合わせください。


お問い合わせはこちら

cleantech-Resource-efficiency-intro-img-final.jpg

資源活用の効率化

資源を効率的に使うとはどういうことでしょうか?最終的には、原材料を最大限に活用することはもちろん、プロセスの無駄を省いて歩留まりを向上させることです。

資源の効率化は、ビジネスの持続可能性を高めるだけではありません。同時に、コスト削減により収益性を高める戦略的な手段でもあります。グリーン化学品やバイオベースの化学品から自然冷媒まで、アルファ・ラバルはお客様の資源消費のサーキュラリティ(循環性)を向上させる多様なソリューションと専門知識を備えています。私たちがお客様の業界をどのようにサポートできるか、是非ご覧ください。

 

詳しくはこちら

Cleantech-Reuse-reduce-recycle-final-210303.jpg

リデュース・リユース・リサイクル

現在、ほとんどの産業プロセスでは、大量の天然資源を消費し、結果として大量の廃棄物が発生しています。しかし、適切な技術を用いれば、廃棄物の発生を最小限に抑え、環境負荷と運用コストの両方を削減することができるようになってきました。

アルファ・ラバルは、廃棄物や水流の管理を改善する処理・回収ソリューションで様々な現場のお客様をサポートしてきた豊富な経験があります。アルファ・ラバルの高効率な分離・水管理ソリューションは、廃棄物の削減、再利用、リサイクルをあらゆる新しい方法で実現します。


詳しくはこちら

Cleantech-product-lifetime-final-210303.jpg

製品寿命

サーキュラーエコノミーにおける持続可能性を確保することは、各製品の生涯にわたるライフタイムパフォーマンスを最適化し、最大化することでもあります。

アルファ・ラバルでは、これが機器の設計や使用する材料を検討する際の大きなポイントとなっています。私たちはお客様と協働して、製品が最適な方法で運用され、長期的かつ効率的なパフォーマンスを実現するようにサポートしています。弊社の包括的なサービスポートフォリオにより、アルファ・ラバルのすべてのお客様は、一貫して機器から最高のパフォーマンスを得るために適切なサポートを受けることができます。場合によっては、製品の寿命が尽きたときに、どのように再利用やリサイクルができるかをアドバイスすることもできます。


詳細はこちら

オウトクンプ社が加速させるサーキュラーエコノミー

ステンレス鋼のグローバルリーダーであるオウトクンプ(Outokumpu)社は、脱脂工程で使用する液体資源の循環性を改善することで、CO2排出量を削減しました。より多くの液体をより長く再利用できるようになったことで、生産効率が向上し、廃棄物の削減や最終製品の品質向上にもつながりました。詳しくはこちらのビデオをご覧ください。

アルファ・ラバルが貢献している業界

アルファ・ラバルは、最先端の分離・伝熱技術を駆使し、幅広い産業分野のお客様をサポートしています。お客様のビジネスのサーキュラリティを向上させるために、アルファ・ラバルがどのようにお手伝いできるかをご紹介します。

Steam_and_heat_640x360.jpg

無排水化(ゼロリキッドディスチャージ)

アルファ・ラバルのZLD(ゼロリキッドディスチャージ)システムは、様々な産業廃棄物における排水を最小化するために設計された、堅牢でコンパクトなソリューションです。ZLDシステムは、AlfaFlash evaporator を中心とした熱ソリューションと分離技術の組み合わせにより、水の資源効率を最適化します。


詳しくはこちら

cleantech-biobased-chemicals-intro-img.jpg

バイオベース化学品

再生可能ではない資源への依存度を減らすためには、さまざまなバイオマス資源から化学物質や材料をつくることが重要な役割を果たします。樹木、植物、作物、藻類、バクテリア、生物系廃棄物を様々な形で活用することで、幅広いバイオベースの化学物質、燃料、製品、中間体を生産することができます。アルファ・ラバルは、バイオベースの化学製品を製造するプロセスの効率化と持続可能性の向上をサポートします。


詳しくはこちら

cleantech-Recycling-intro-img-final.jpg

リサイクル

サーキュラーエコノミーおける製品のライフサイクルの最終段階は、廃棄ではなくリサイクルです。これにより、製品の部品や天然資源を再活用し、生産に戻すことが可能になります。今日では、プラスチック、繊維、バッテリー、都市固形廃棄物(MSW)などをリサイクルするプロセスの商業化を加速する新たな取り組みが日々生まれています。


詳しくはこちら


cleantech_symbol_RGB_png.png

お問い合わせはこちら

私たちのサステナビリティを加速させるソリューションやパートナーシップの可能性について詳細なご説明を差し上げます。是非お問い合わせください。

お問い合わせフォーム

この情報は当社のプライバシーポリシーに基づいて保存、処理されます。