SB Carlsberg Flask

アルファ・ラバルSB Carlsberg Flaskは、呼吸フィルター、通気および製品移送のための膜サンプルバルブ、および純粋な酵母の無菌導入用マイクロサンプルポート、そして平坦な底部と上部カバーを備える円筒形容器です。純粋な酵母をアルファ・ラバルSB Carlsberg Flaskから酵母培養設備に転送する間に、全てのホースの末端は必ずしっかり締めてクリップで固定してください。

加圧滅菌、ガスバーナーまたは電気ホットプレートを用いて滅菌したフラスコに純容量（全容量の約80％）まで麦汁を注ぎます。次に、フラスコを冷蔵庫または冷蔵室に入れ、麦汁を所定の作業温度まで冷却します。冷麦汁は、エアレーションランスに接続された膜サンプルバルブを介してエアレーションされます。

酵母は、注射器を用いた膜フィッティングを通して無菌導入することができます。また、乾燥酵母物は、空のフィルターハウジングを通してフラスコに移すことができます。

呼吸フィルターは、滅菌中にフラスコに取り付けたままにしておくことができます。しかし、呼吸フィルターを別個に滅菌した場合は、（麦汁滅菌の最終段階で）蒸気がフラスコから出てくるうちに、フィルターを再度取り付けてフィルターの接続部も滅菌することが重要です。空のフィルターハウジングは、純粋な乾燥酵母をフラスコに移すための漏斗として使用できます。

これにより、冷麦汁は、エアレーションランスに接続された膜サンプルバルブを介してエアレーションされます。滅菌エアを使用することが重要です。安全のために、膜サンプルバルブの前に取り付けたフィルターに麦汁を通すことをお勧めします。

発泡を避けるために、エアの供給と流れは適度でなければなりません。泡が呼吸フィルターに触れないようにすることが重要です。泡がフィルターを塞いで損傷させる可能性があります。

エア供給のための適切な条件およびエアレーションに必要な時間（10分未満）を決定するうえで最も簡単な方法は、フラスコの蓋を開いた状態で試験することです。この試験では酵母を使用することはできません。

麦汁がよくエアレーションされたら、150-200 mlの注射器を使用して酵母は膜フィッティングを通して無菌導入されます。空のフィルターハウジングを通して乾燥酵母をフラスコに移すこともできます。大量の酵母が必要な場合は、蓋を取り外し、フラスコに注ぐことができます。しかし、このプロセスでは、無菌環境と最大限の予防措置が必要です。

培養設備に純粋な酵母を移入する場合、無菌条件下で、フィルタへ無菌エアでの供給が必要です。酵母培養設備への奨滅菌エア供給推奨圧力は2barで、5bar（72.5 psi）を超えてはなりません。Carlsberg Flaskの蓋の膜サンプルバルブを受け容器（接種装置）のサンプル機器に接続したら、酵母をフラスコから接種装置に押し込むことができます。

接続ホース、膜膜サンプルバルブ、及びその他全ての接続部品は徹底的にアルコールまたは蒸気で事前に完全に滅菌されなければなりません。各工程の間、バルブは弁をアルコールに浸し、使用前に滅菌空気エアで吹き飛ばしすことができます。

接続が完了し、接種する準備ができたら、まず滅菌空気エア、次にフラスコの上の膜サンプルバルブを、そして最後に接種装置上のサンプル試料デバイスを開くことをお勧めします。

培養酵母物が移されると（バブリングノイズ（泡音）によって示されます）、培養酵母培養物がすべて移されたことを確認するために、空気エア供給をさらに2-3分間続けることをお勧めします。

最後に、アルファ・ラバルアルファ・ラバルSB Carlsberg Flaskの受け容器上のサンプル試料デバイスと膜サンプルバルブを閉じて、空気エア供給を有効に停止します。

使用後は、フラスコを解体し、通常の洗剤で分解洗浄してください。