SB Membrane Sample Valve

アルファ・ラバルSB Membrane Sampling Valveは、醸造所（および、その他の食品や乳製品などの衛生プロセス）のタンクや配管からバルクサンプルまたは無菌サンプルを滅菌条件下で入手できる、コンパクトで費用効果の高い方法です。この無菌サンプリングバルブは収穫酵母などの高粘度製品に適しており、汚染のリスクが最小限に抑えられるとともに、高精度で優れた再現性と信頼性が保証されます。

安全性の高いコンパクトな形式のインラインサンプリング

低い投資コストで衛生的なサンプルを確保できる無菌性と滅菌性
サンプルの汚染リスクゼロ：各サンプルの前後にアルコールまたは蒸気で効果的な滅菌が行われる設計
柔軟なサンプリング方法：手動による活性化のほか、皮下針または空気圧バージョン向けのマイクロポートと手動によるサンプリングが可能
信頼性 - 定格圧力10バール
安全なサンプリング手順

汎用性のある衛生的な設計：単一のステンレススチール部品からなるバルブボディは、滑らかで隙間のない表面を特長としています。溶接されていないため、溶接部でポアやひび割れが発生し、その結果として細菌が堆積するリスクはありません。この汎用性の高い衛生的なバルブは、広範囲な用途でサンプルの信頼性と安全性を確保するために、複数の異なるバージョンが提供されています。

技術

バルブは、バルブボディ、アクチュエータ、およびアクチュエータのステムに配置されて伸縮可能なプラグとして機能する膜シールから構成されています。バルブはアルコールまたは蒸気を使って適切に滅菌されます。膜は製品に対するシールを直接形成し、代表的なサンプリングを確実にするとともに、二次汚染のない反復可能な結果を与えます。

バルブは、次の3種類のアクチュエータ設計で提供されています。

手動 - 手動による活性化用

手動+マイクロポート - 手動による活性化、またはサンプルを採取するために膜を貫通する皮下針を使用するサンプリング用。

手動+空気圧式 - 手動による活性化、またはバルブが自動サンプリング用にパイプに接続されている場合の空気圧による活性化用。この場合、バルブにはパイプの出口接続が付属しています。

タンク接続用のType T

バルブは、次の3種類の固定設計で提供されています。

動作原理

バルブには、タンク、パイプ、およびネジの3種類の接続タイプがあります。これらは同じ原理で動作します。バルブを開く前に、クロージャを上部ホース接続部に配置する必要があります。ハンドルを水平位置に回すと、サンプルは下部出口を通って流れ始めます。ハンドルを垂直位置に戻すと、バルブは閉じます。ハンドルは必要に応じて取り外すことができます。無菌サンプルは、マイクロポートを備えた特別なタイプのバルブを使用して採取することができます。赤いキャップを取り外した場合は、バルブを閉位置にした状態で皮下針を中央のチャネルに通して膜に挿入し、無菌サンプルを採取することができます。サンプリング後、バルブを水またはアルコールで洗浄します。バルブは、アルコールまたは蒸気を用いて滅菌することができます。