廃熱回収

発電&機器運転

発電(Generating Electricity)

多くのプラントでは、プロセス用の熱を発生させるボイラーをタービンに振り分けることで、自家発電を行っています。

廃熱回収を行うと、プラントで消費する蒸気がその分減るため、(タービンに余力があれば)発電に利用できる蒸気が増えます。 

電力消費量の多いプラントにとっては、エネルギーコスト削減の方法として非常に魅力的です。

機器運転

タービンでコンプレッサーやポンプを直接動かしているプラントでは上記の通り、廃熱回収システムを導入することで、機器の運転にエネルギーを振り分けることができるようになります。

10MWの廃熱を回収すれば、最大で年間110万ユーロ分の発電に利用できます:

  • プロセス用の蒸気10 bar(a)が不要になり、タービンに転用されます(0.05bar(a))
  • 年間運用時間8,400時間(350日間)と仮定
  • 等エントロピータービン効率:80% (i.e.発電量約2.25 MW)と仮定
  • 電気料金:60 ユーロMW時と仮定

プロセスに必要な蒸気が減れば、その分を発電に回すことができます。