横浜をクラフトビアシティヘ - 横浜ベイブルーイングの挑戦

横浜ベイブルーイングは、横浜で生まれたオリジナル クラフトビールの製造・販売を手掛ける企業です。世界的なクラフトビールコンペティションにおいても受賞歴をもつ横浜ベイブルーイングでは、アルファ・ラバルの遠心分離機「Brew80」を採用しています。

更新日 2025-06-03

横浜をクラフト ビアシティヘ

チェコスタイルビールヘのこだわり

横浜ベイブルーイング代表の鈴木真也氏は、2005年の創業以来、チェコスタイルのボヘミアンピルスナーにこだわり、伝統と革新を融合したビール作りに取り組んでいます。チェコ現地に何度も赴き、本場の技術とアメリカの先進的な製法を取り入れ、世界的に評価されるピルスナーの開発を目指しています。

 

常温保存可能な缶ビール製品化の課題

横浜ベイブルーイングでは、常温で流通可能な高品質な缶ビールの開発を長年の課題としていました。しかし、これを実現するためには、細菌数の抑制や酸化防止といった技術的な課題がありました。

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「遠心分離機の導入によってろ過装置が不要となり、6週間かかっていた熟成期間が4週間に短縮。生産効率が向上しました。」

横浜ベイブルーイング 鈴木真也氏

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アルファ・ラバル遠心分離機導入による製造効率化

この課題解決のため、同社は2022年にアルファ・ラバル社製の遠心分離機「Brew80」を導入しました。導入のきっかけは、日本を代表するクラフトブルワリーをはじめとする他社からの強い推薦でした。他社での高い満足度や評判を聞き、品質向上と工程の短縮化を目的としてアルファ・ラバル製品を選択しました。

アルファ・ラバルの遠心分離機の強みは、製品の酸化リスクを大幅に低減できる点、細菌の除去性能が優れている点、さらに製品化までの時間短縮による生産性向上が可能な点です。Brewシリーズを導入後の成果について、鈴木氏は次のように述べています。「実際、導入後はろ過装置が不要となり、熟成期間が6週間から4週間に短縮され、生産効率が劇的に向上しました。」

 

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横浜ベイブルーイング代表の鈴木氏とアルファ・ラバルのBrew80

鈴木真也氏… 2011年に横浜市にて横浜ベイブルーイングを設立。チェコのピルスナーウルケルに感銘を受け、同国で醸造技術を学んだ経験を活かし、横浜ベイブルーイングでは本格的なピルスナーを提供している。2013年から日本最大級のクラフトビールイベントであるジャパンブルワーズカップを主催し、ビールフェスと審査会を同時開催するなど、日本のクラフトビール業界の発展に寄与している。

 

品質向上とリスク管理

遠心分離機を適切に使用することで、製品中の酸素量が減少し、ビールの酸化リスクを低減させることが可能になりました。また、細菌数の削減にも寄与し、長期間の常温流通でも品質が劣化しにくい製品作りが実現されつつあります。ただし、使用方法によっては風味が薄くなるリスクもあるため、慎重な運用を継続しています。鈴木氏はアルファ・ラバルの遠心分離機について、「製品の品質を確実に高めることができ、工程も短縮できるため、クラフトビール製造プロセスを変えることができる製品です」と話します。

 

世界的評価を目指した継続的な挑戦

横浜ベイブルーイングは製品の品質改善を重ね、ビール業界における世界的な賞「ワールドビアカップ」への出品を続け、海外で高評価を受けています。世界を羽ばたく、更に高品質なビールの製造を目指して、遠心分離機もさらに活用していきたいと鈴木氏は続けます。

 

「今後もアルファ・ラバル社の技術とともに品質向上を目指し、日本のクラフトビール業界全体のレベルアップにも貢献していきたいと考えています。」

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戸塚工場ではアルファ・ラバルのポンプも3台導入。
トータルソリューションを活用している。

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Brew 80

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品質向上

遠心分離による迅速な清澄化でビールの安定性を向上させ、品質向上を実現。これにより、ろ過前のビールの清澄化が進み、フィルター詰まりも減少します。

 

製品ロスの減少

アルファ・ラバルのBrewシリーズは高いビール分離効率を持ち、重力沈降よりも効率的に処理されます。

 

工期短縮&エネルギー効率向上

アルファ・ラバルのBrewシリーズは高効率のビール分離を提供し、エネルギー使用を最適化。製造プロセスが短縮することで、エネルギーコストが削減されます。

 

 

  • 遠心分離方式により香りを損なうことなく迅速にビールを清澄化
  • 清澄化性能の向上:ろ過前のビールが清澄化されることで、フィルターの詰まりが減少。
    高効率なビール分離により、発酵濾過タンクの回転がさらに迅速に。
  • 製品ロスの削減:ビールを遠心分離することで、重力沈降と比較して固形物がより濃縮され、ビールのロスを減少。
  • 特許取得済みのビール醸造設備と気密設計により、酸素の取り込みが低水準またはゼロに抑える。

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