アルファ・ラバルのBrew 80がストックホルムのクラフトブルワリーの事業拡大を支援

アルファ・ラバルの技術は、スウェーデンのクラフトブルワリーがビール販売の急速な成長に対応し、その成功を最大限に活かせるよう支援しています。導入された遠心分離機ソリューションは、18か月未満で投資回収が見込まれています。

更新日 2026-08-20

年間40万リットルを生産するStockholm Brewing Co.は、2012年に3人の友人によって設立されて以来、独立系ブルワリーとして順調に成長を続けてきました。そして、スウェーデンの国営酒類販売会社Systembolaget向けに「Italo Pils」の大規模契約を獲得した際、その機会を確実に活かすことを決意しました。

契約要件を満たすためには、生産規模を迅速に拡大するとともに柔軟性を高め、既存製品や顧客への安定供給も継続する必要がありました。そのため、生産能力の大幅な増強が不可欠でした。

そこで採用されたのが、クラフトブルワリー向けに特別設計されたアルファ・ラバルの高性能ビール用遠心分離機「Brew 80」です。2025年2月の導入以降、その成果は目覚ましく、ラガービールでは最大10%、ドライホップビールでは最大25%の歩留まり向上を実現しました。また、ビールのタンク滞留期間は30日から3週間未満へと短縮されています。

Stockholm BrewingのMichel Wigardt氏によると、その効果はさらに大きいと言います。「優れた風味を維持したまま、ラガービールの1バッチを15日で仕上げることができました」と同氏は述べています。「つまり、1バッチがタンクを占有する期間が短縮されたことで、実質的にタンク容量が3分の1増加したのと同じ効果を得られています。」

また、沈殿タンクで必要とされる熟成期間も従来の10〜20日から2〜4日に短縮されました。これにより運用の柔軟性が向上し、生産規模拡大のための余力も生み出されています。

 

「私たちは短期間で大幅な生産能力の増強を必要としていました。また、以前から分離機の導入を検討しており、今回の契約がその決断を後押ししました」と、2013年から同ブルワリーに在籍するMichel氏は語ります。「その結果、より多くのビールを、より安定した品質で、さらに短期間で生産できるようになりました。」

「現在では、1基のタンクから年間で追加の6〜7バッチを生産できる見込みです。従来の10バッチから16〜17バッチへ増加する計算になります。そのため、導入からまだそれほど時間が経っていない段階ですが、投資回収期間は当初の想定よりもさらに短くなる可能性があります。」

アルファ・ラバルのBrew 80は、コンパクトなプラグアンドプレイ型の分離モジュールです。上部供給式の入口とアキシャル・ハーメティックアウトレットを採用した設計により、溶存酸素の混入を最大10ppb以下に抑えることが保証されています。

「この分離機は、私たちの製造プロセスへ非常に容易に組み込むことができました」とMichel氏は述べています。「フィルターの場合は、さまざまなトラブル要因を考慮しなければなりません。しかし、この装置は一方からビールを投入すれば、反対側から清澄なビールが出てきます。本当に扱いやすい設備です。」

さらに重要なのは、プロセスの効率化と高速化に大きく貢献するだけでなく、Stockholm Brewingの製品ラインアップが持つ優れた香りや味わいをしっかり維持できていることです。

「私たちは時折、ユニークなフレーバーにも挑戦しますが、基本的には幅広い方に親しまれながらも、しっかりとした風味を持つビールを造ることを目指しています」とMichel氏は説明します。「私たちが求めているのは、バランスが良く、親しみやすく、飲みやすいビールです。」

「味は極めて重要です。Brew 80を使用した経験から言えるのは、この装置はビールの風味に余計な影響を与えないということです。実際、私たちのクリアタイプのビールは、見た目も味わいもより鮮明であることを求めていますが、Brew 80を通すことで、その両方がさらに際立っています。また、分離したその日のうちにビールを充填・出荷でき、期待どおりの味と外観が維持されていることを確信できます。」

 

こうした自信は、Stockholm Brewingが製造する他のビールスタイルにも広がっています。例えば、ヘイジービールはその製造方法が異なるため、別の課題を伴います。

「私は、ヘイジーな外観を維持しながら、求める香りや風味を備えた安定した製品を作り続けられるか心配していました」とMichel氏は語ります。「しかし、Brew 80を使用した結果、香りや風味はしっかりと保持されており、グラスに注いだ際の見た目も、お客様が期待する仕上がりになっています。」

Brew 80の優れた清澄性能と酸素混入を抑える設計は、ビールの長期保存性向上にも貢献しています。酵母の自己分解(オートリシス)によって時間の経過とともに発生する好ましくない風味を防ぐことで、品質をより長く維持できます。

ストックホルム港近くに位置するクラフトブルワリーの成長を見守るMichel氏は、事業の将来に大きな期待を寄せています。

「ブルワリーを立ち上げた当初の目標は、ストックホルムの人々に選ばれるビールになることでした」と同氏は語ります。「その目標は今も変わりませんが、現在はスウェーデン全土への展開や、将来的な輸出も視野に入れています。」

「Brew 80のおかげでタンク容量をこれまで以上に効率よく活用できるようになりました。そのため、今後はタンクの増設も検討できますし、分離機の稼働が増えるほど投資効果も高まり、その効率化の恩恵をさらに享受できるようになります。」

「私は以前から、アルファ・ラバルやその製品、サービスについて良い評判しか聞いたことがありませんでした。今回の経験によって、その評価はさらに確かなものになりました。何かサポートや支援が必要になったとしても、チームには電話一本で連絡できますし、それどころか拠点がすぐ近くにあるのですから、なおさら安心です。」