アルファ・ラバル テスト&トレーニングセンター

デンマーク、オルボルグにあるアルファ・ラバルのテスト&トレーニングセンターは、現在の革新的技術を集約し、未来への跳躍にフォーカスしています。ここでは、海上では不可能な制御と利便性を備えた設備で外航船のエンジンルームと同様の、機器、アプリケーション、プロセスラインの試験を行うことができます。

明日のソリューションを見つけるための設備

2,800 m2の試験スペースを有するアルファ・ラバルのテスト&トレーニングセンターでは、幅広い設備を提供しています。一部には、2MWの船舶用ディーゼルエンジンを中心に、主要なプロセスラインにアルファ・ラバル製品を組み込んだ実寸大の機械室シミュレーションがあります。他のエリアでは、燃焼研究など特定の分野に特化した設備が整っています。カテガット海峡と北海を結ぶリンフィヨルドからは、センターに直接海水が供給されています。

センターでは、船舶用燃料と関連する用途の全範囲を対象としています。業界と同様に、従来型および低硫黄燃料、さらにはLNGにも対応しています。しかし、最も注目すべき革新は、メタノールやその他のバイオ燃料といった新たな代替燃料に関する取り組みです。

 

多様な体制での連携作業

センターの設備は、制御室およびトレーニング施設と統合された単一の制御システムによって接続されています。これにより、センター全体または一部を活用して、顧客固有の構成の評価から、エネルギー効率、安全性、環境保護に関する新たなソリューションの基盤づくりまで、明確な目的に応じた活用が可能です。

その結果、センターはアルファ・ラバルが参画する多くの研究パートナーシップにおいて重要な役割を果たしています。これには、Maersk Mc-Kinney Møller Center for Zero Carbon Shippingを通じたプロジェクトや、デンマークのEUDP(エネルギー技術開発・実証プログラム)による資金提供を受けたプロジェクトが含まれます。

現在のトレーニングから未来のイノベーションまで、アルファ・ラバルのテスト&トレーニングセンターは可能性を現実のものにしています。

Alfa Laval Test and Training Centre collage
Test and training centre logo

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