BTUX

アルファ・ラバルBTUXは、広範囲に及ぶバイオテクノロジーの分離作業、特に連続排出を必要とする高密度発酵に適したノズル式遠心分離機です。本格的な生産に向けた準備として、実績のある分離ソリューションです。

阿法拉伐 BTUX 喷嘴离心机-Alfa Laval BTUX nozzle centrifuge

バイオテクノロジーのラボ用途での分離、濃縮または採取用に開発

  • 自動調整式ボルテックスノズルにより、(変動に関係なく)高濃度の固形分の目詰まりの低危険性を実現
  • 高効率 - 目詰まり点近くで運転可能
  • 費用対効果 - 加圧下で閉システム内の固体を回収するのに必要なエネルギーが少ない
  • 衛生的でBLS 2のためのNIHガイドラインに準拠可能 - 蒸気滅菌と制御運転向けに設計可能
  • 自動CIPを装備した加工ライン向き - 洗浄サイクル中の洗い流された固形物の自動排出を利用可能
BTUXは、細胞培養発酵におけるさまざまな加工要件に対応するために、さまざまなサイズで提供されています。供給における固形物量は通常、体積1〜20%の範囲ですが、用途によって異なります。

独自のボルテックスノズルによる一定濃度

アルファ・ラバルのボルテックスノズルは、供給流速や供給の固形物濃度の変動を自動的に補正して、排出する固形物相の濃度を一定に保ちます。

濃縮液は、周辺部で接線方向にボルテックスノズルのチャンバーに入り、ボルテックスチャンバー内で過流を形成し、ノズルの中央の穴を通って排出されます。液体の入口圧力と出口圧力は通常の圧力降下と同じです。原則として、これらの圧力降下は濃縮液の粘度の影響を受けません。ボルテックスチャンバー内での濃縮液の過流によって生じる圧力降下は、回転速度が速い場合は大きく、逆に小さい場合は小さくなります。

BTUX分離機は、濃縮された固体のスラリーが擬塑性であり、遠心力に抗してボウル内を容易に流れるという事実を利用しています。つまり、回収された固体を、加圧下の閉システムにおいて低いエネルギー需要で得ることができるのです。したがって、衛生状態は非常に良く、独自のボルテックスノズル手順のおかげでフルスピードのCIP一定濃度がさらに改善されます。

独自のボルテックスノズル設計

FEUXおよびMBUXセパレーターモデルと同様に、従来のノズル遠心分離機と比べ物にならない性能を発揮する、BTUX分離機ボウルにはアルファ・ラバル独自のボルテックスノズルが装備されています。自己調整型ボルテックスノズルを用いると、排出される固相の濃度は、供給流速や供給濃度の変動に関係なく、高く均一なレベルに保つことができます。したがって、目詰まりの危険性を増大させることなく、遠心分離機を目詰まり点の近くで操作することができます。

BTUX分離機システムは、洗浄サイクル中に洗い流された固形物を自動的に排出するように設計されており、特に自動定置洗浄(CIP)を装備し加工ラインに適しています。

完全分離システム

BTUXはさまざまなサイズがあり、幅広い加工要求をカバーしています。完全なBTUX分離システムは、BTUX分離機ー、電動モーター、固体サイクロン、スイッチギアパネルとスターター、制御パネル、バルブクラスター、フローメーター、サイトグラス、フレキシブル接続およびその他の関連機器で構成されています。



利点

  • 最適な濃縮液の乾燥度と目詰まりリスクを最小限に抑えるための自動調整式ボルテックスノズル
  • 滅菌可能で高いg力
  • 衛生設計

動作原理

BTUX分離機は、濃縮された固体のスラリーが擬塑性であり、遠心力に抗してボウル内を容易に流れるという事実を活用しています。つまり、回収された固体を、加圧下の閉システムにおいて比較的少ないエネルギー需要で得ることができるのです。

分離は、濃縮チューブとボルテックスノズルを備えたディスクタイプのボウルで行われます。重い固相は遠心力によってボウルの周囲の固体物ポケットに入り、そしてそこから濃縮チューブおよび内部の渦流ノズルを通ってペアリングチューブチャンバーに入り、そこでペアリングチューブによってスキミング除去され、圧力下で分離機から排出されます。清澄化された液相は、ディスクスタックを通して中心に向かって移動します。この相は、その後内蔵ペアリングディスクによって圧力下で排出されます。

ボウル底部の下のバルブスライドは放出バルブを瞬間的に開き、固形物を排出できます。

自動調整式ボルテックスノズル

ボルテックスノズルは、供給流速や供給の固形物濃度の変動を自動的に補正して、排出する固形物相の濃度を一定に保ちます。

自己調整機能は、ボルテックスチャンバーに入る液体の粘度と、圧力低下に対する回転速度の影響との関係に基づいています。
濃縮液は、周辺部で接線方向にボルテックスノズルのチャンバーに入り、ボルテックスチャンバー内で過流を形成し、ノズルの中央の穴を通って排出されます。液体の入口圧力と出口圧力は通常の圧力降下と同じです。原則として、これらの圧力降下は濃縮液の粘度の影響を受けません。ボルテックスチャンバー内での濃縮液の回転や過流によって生じる圧力降下は、回転速度が速い場合は大きく、逆に小さい場合は小さくなります。