ALDEC
アルファ・ラバルのAldecデカンター型遠心分離機は、コストパフォーマンス、信頼性、簡単な操作、そして持続性に重点を置いて、地方政府や産業廃水処理プラントにおける汚泥の濃縮と脱水プロセスのために設計されたものです。
汚泥用Aldecシリーズデカンター型遠心分離機により、下記の一連の利点が得られます。
- スラッジ体積を減少させ、輸送コストと廃棄コストを削減
- 狭い設置面積で大きなキャパシティを実現:コンパクトなモジュール化した設計で省スペース化
- 低いエネルギー消費で高い性能
- ブロッキング防止機能を有する耐摩耗設計
- 完全にフル封止された状態で定置洗浄(CIP)が可能
多様なAldec汚泥用遠心分離機により、様々な流量に対応することが可能です。効率的で、設置が簡単、メンテナンスも容易で、運転も簡便なように設計されています。設置コスト、運転コスト、サービスライフコストは最小限に抑えられています。
水量削減によるコスト低減
コストパフォーマンスが高い汚泥用デカンター遠心分離機は、廃水プラントからのスラッジや産業廃水流から水分を取り除くために必須の機器です。Aldecシリーズはスラッジの乾燥度が上がり、必要なスペースが減少、そして軽量化するので、スラッジの輸送コストや廃棄コストを大幅に削減でき、また持続可能性の要件を満たす一助ともなります。
エネルギー消費量減少と人件費削減
Aldecデカンター型遠心分離機には、エネルギー消費量削減やメンテナンスコストを最小限に抑制、脱水コストを最小限に抑制などの利点があります。また、自動化により、人件費が削減できます。
低エネルギー消費と低労務コスト
Aldecデカンター型遠心分離機を汚泥の濃縮・脱水工程に使用することで、エネルギー消費を抑え、メンテナンスコストも最小限に抑えることができ、脱水にかかる費用を削減できます。これらの遠心分離機は完全自動化されており、労務コストを削減しながら、廃水中の汚泥を効率的に処理することが可能です。
違いを生み出す特徴
アルファ・ラバルは、固液分離において60年以上の経験を持ち、汚泥の濃縮および脱水に関するあらゆる課題に対応するノウハウを有しています。アルファ・ラバル独自の特長を備えたAldec遠心分離機は、廃水処理における汚泥処理において、信頼性が高く高性能なソリューションを提供します。
FlightGuard
コンベヤフライトの耐摩耗保護
FlightGuardの耐摩耗保護は、デカンター型遠心分離機のコンベヤ部分に溶接されたタイルで構成されており、摩耗の激しい用途において高い耐久性と稼働時間の延長を実現します。
SolidsProtect
耐摩耗性を備えた流量最適化ソリッド排出口
革新的な360度排出口設計により、固形物の均一な排出と最小限の抵抗を実現します。この排出口は高流量にも対応し、詰まりを防ぎます。SolidsProtect排出口には交換可能な耐摩耗サドルが装備されており、デカンター型遠心分離機の信頼性と稼働時間を最大化します。
FeedProtect
交換可能な耐摩耗保護を備えた供給ゾーン
独自設計のFeedProtect供給ゾーンは、製品をやさしく加速させ、乱流を最小限に抑えることで、摩耗と電力消費を低減します。この設計には交換可能な耐摩耗ライナーが装備されており、デカンター型遠心分離機の高い稼働率を実現します。
EasyLift
メンテナンスを簡素化するスプリング式カバー
特許取得済みのスプリング式ヒンジ設計により、重いカバーでも手作業で簡単に開閉できます。これにより、デカンター型遠心分離機のメンテナンスやサービス作業への迅速かつ安全なアクセスが可能になります。
DeepPond
高い分離性能とエネルギー効率
ボウル内の池深さを増すことで容積が拡大し、滞留時間が長くなることで分離性能が向上します。DeepPond設計により、高流量でも固形物の乾燥度が高く、清澄なセンタレート(分離液)を得ることができます。
分離はスクリューコンベヤーを備えた筒状の水平ボウルにて行われます。フィードは、固定されたフィードチューブを介してボウルに注入され、フィードディストリビュータで徐々に加速されます。回転により得られる遠心力により固形物をボウルの内壁上に堆積させます。コンベヤーは、ボウルと同じ方向に、若干遅いスピードで回転し(差速)、ボウルの円錐の先端に向って固形物を移動させます。ケーキは、固形物排出開口部を介してボウルからケースに排出されます。
分離は、ボウルの円錐形の全長に亘って起こり、清澄化された液体は、パワーチューブもしくはダムプレートを通りに流入して、ボウルから排出されます。
詳細については、弊社製品詳細については、弊社製品パンフレットをご覧ください。
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