Aalborg OC

Aalborg OCは、高性能の重油・排ガス併用燃焼ボイラーで、設計圧力9 bar (g)での重油燃焼部の能力は0.75~5 t/hです。

aalborg boilers

Aalborg OCは、高性能の重油・排ガス併用燃焼ボイラーで、設計圧力9 bar (g)での重油燃焼部の能力は0.75~5 t/hです。

Aalborg OCは、排ガス部が裸の煙管で構成されている竪型丸ボイラーで、重油燃焼面の特長は、伝熱面にある伝熱面です。

Aalborg OC製品の特長とメリット

  • 竪型煙管式・水管式
  • 事前組立てされた標準的ボイラーユニット
  • 統合型ピンチューブエレメント
  • 集中制御盤
  • 所要時間が短く容易な据付
  • 一体型圧力噴霧式バーナーまたはロータリーカップバーナーとの組合せ

動作原理

 

Alfa Laval Aalborgロータリーカップバーナー - Aalborg KBE

Aalborg KBEロータリーカップバーナーは、アルファ・ラバルの実績のあるAalborg KBバーナーを最適化・標準化したものです。空燃比の電子制御により、きわめて精密な燃焼制御が得られます。Aalborg KBEバーナーは小型、軽量で、制御システムは使いやすく安全です。

  • 能力範囲: 0.3~0.97 MWe

             150~1,300 kg/h

Alfa Laval Aalborg圧力噴霧バーナー - Aalborg KBOG-E

Aalborg KBOG-Eは、定評のあるAalborg KBO-E変調圧力噴霧式バーナーをベースとして作られた信頼性の高い油・ガス切替式バーナーで、世界中の船舶で燃料の自由度に対して高まっている要求を満たすものです。このバーナーは、小容量のAalborg OSおよびOCボイラーと併用する場合、LNG運搬船や、LNG燃料タンクを搭載したタンカー、ばら積み貨物船、コンテナ船などの商船で、重油(heavy fuel oil: HFO)や船舶用ガス油(marine gas oil: MGO)の代わりに、液化天然ガス(liquefied natural gas: LNG)を燃焼する場合に適しています。

 

能力

Aalborg KBOG-E油・ガス切換式バーナーは、蒸気生産能力がそれぞれ1.6~6.5 t/hと0.75~5.0 t/hである、小容量のAalborg OSボイラーとAalborg OCボイラーに合うように設計されています。

 

ピンチューブエレメント

このボイラーは、統合型ピンチューブエレメントを備え付けた構造です。ピンチューブエレメントは、炉とボイラー天板を支持しています。この構造は著しく最適化されているため、軽量化と強度向上が実現しています。この結果、ピンチューブの耐用期間が8倍延びました。

構造

Aalborg OCは立てボイラーで、排ガス部は裸の煙管で構成されています。円筒胴が、煙管、炉、蒸気部、伝熱部を取り囲んでおり、伝熱部はピンチューブエレメントで構成されています。ボイラー圧力部は軟鋼製で、高温に耐えることができます。厚さの等しい平板を使用した円筒胴の簡単な構造により、隅部の応力集中は最小化されています。

バーナー

Aalborg OCには一体型圧力噴霧式バーナーが備え付けられています。このバーナーにはヒンジが付いており、点検・保守時に外側に移動させて、炉の検査を容易に実施できます。バーナーハウジングが、ボイラーの前部に、炉の底部に対して下向きに15度の角度で取り付けられています。これにより、燃焼時間を延ばすことができ、炉を有効利用できます。火炎の流れが最適化され、燃焼パフォーマンスが向上します。

燃焼粒子の流れが最適化され、最低グレードの燃料を使用しても、燃焼パフォーマンスが向上します。Aalborg OCには、ロータリーカップバーナーを備え付けることも可能です。