プレート式熱交換器が主要ウイスキー蒸留所の効率を大幅に向上

アルファ・ラバルは、グレンファークラス蒸留所において、汚れやスケールによる効率低下が深刻化していた従来のシェルアンドチューブ式蒸発システムを、プレート式熱交換器(PHE)を採用した同社の蒸発システムに更新しました。この新しいシステムでは、蒸発に必要なエネルギーを蒸留工程から回収することで、エネルギー効率の大幅な改善を実現しています。

更新日 2025-10-07

2008年に導入された新システムの高い効率により、グレンファークラス蒸留所では副産物であるポットエール(Pot Ale)の濃縮度を向上させることができました。さらに、プレート式熱交換器(PHE)の付着物やスケーリングの発生率が低く、開放・洗浄が容易であることから、蒸留所のダウンタイム(停止時間)が大幅に削減されました。

家畜飼料として販売
ポットエール(またはスぺントウォッシュ)は、モルトウイスキー製造の初回蒸留工程で生じる副産物です。グレンファークラスでは、ポットエールを蒸発濃縮によって固形分約45%まで濃縮し、飼料メーカーへ販売しています。アルファ・ラバルのシステムを導入する以前は、この用途に従来型のフォーリングフィルム式(落下膜式)シェル&チューブ型蒸発器を使用していました。

製品

AlfaVapは、あらゆる企業の蒸発・凝縮コストに“魔法”のような効果を発揮します。AlfaVapユニットは設置スペースを大幅に節約できるため、投資コストを大きく削減することができます。

 AlfaVap蒸発器

お客様の声

「旧システムよりも百倍良いですね!計画的な夏季休業を除けば、これまで一度も止まることなく稼働し、私たちが求める品質と均一性のポットエールを生産し続けています。」

シェーン・フレーザー
蒸留所プロダクションマネージャー

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