アルファ・ラバル、フランスにおける原子力エネルギー事業の加速に向けて EDFとの戦略的パートナーシップを拡大

アルファ・ラバルは本日、フランス電力公社（EDF：Électricité de France SA）との長年にわたるパートナーシップを拡大し、フランスにおける次世代の原子力エネルギー事業を支援することを発表しました。今回の合意は、同日パリで開催された「World Nuclear Exhibition（世界原子力展）」において締結されたものであり、両社が信頼性の高い低炭素電力を供給し、エネルギー需要に応えるという共通の使命に向けて取り組むうえで、重要な節目となります。

世界的に低炭素エネルギーへの需要が加速する中、原子力エネルギーは将来のエネルギーミックスにおける中核的存在です。アルファ・ラバルは1964年以来、原子力産業向けソリューションの信頼あるパートナーとして活動しており、1970年代からEDF（フランス電力公社）との協力関係を築いてきました。

今回の新たな協業では、アルファ・ラバルの先進的なガスケット式およびセミ溶接式プレート式熱交換技術が、ペンリ（Penly）、グラブリーヌ（Gravelines）、ビュジェイ（Bugey）にあるEDFのサイトで導入され、6基の新しいEPR2型原子炉の建設を支援します。

建設の効率化と設備投資の最適化を目的に、アルファ・ラバルとEDFはすべてのEPR2原子炉に共通する標準化アプローチを採用します。モジュール式技術と量産化を活用することで、プロジェクト全体の効率性を高め、複雑性を低減し、すべてのサイトで迅速な導入を可能にします。これにより、EDFがフランス国内で運用する57基の原子炉を支える堅固なポートフォリオのさらなる強化にも寄与します。

EDFのEPR2プロジェクト・ディレクター、カトリーヌ・バック氏は次のように述べています。
「EPR2プログラムの成功は、原子力産業に関わるすべての関係者の協力と責任ある取り組みにかかっています。信頼できるパートナーとしてアルファ・ラバルと共に歩めることを大変嬉しく思います。EPR2をフランスで成功させるために、同社の支援に大いに期待しています。」

また、アルファ・ラバルのCEO兼社長 トム・エリクソン（Tom Erixon）は次のように述べています。
「世界のエネルギー供給を脱炭素化するには、低排出電力による大規模な電化の取り組みが必要です。原子力エネルギーはその中核を担う存在のひとつです。私たちは、低炭素な原子力エネルギーを拡大するこうした大型産業プロジェクトが、持続可能な未来に欠かせないと確信しています。フランスにおけるこの発展に貢献できることを誇りに思います。」

■ EDFグループについて
EDFグループは、エネルギー事業のあらゆる分野（発電、送電、取引、販売、エネルギーサービス）に携わる統合的なエネルギー事業者として、エネルギー転換を牽引する世界的リーダーです。2024年の発電量は520TWh、そのうち94％が脱炭素化され、CO₂排出原単位は30gCO₂/kWhを達成。原子力と再生可能エネルギー（特に水力）を中心とした多様な電源構成を持ち、エネルギー転換を支える新技術への投資も進めています。

EDFの使命は、「電力と革新的なソリューションを通じて、地球を守り、人々の幸福と経済発展を促すネットゼロエネルギー社会を実現すること」です。
同グループは約4,150万件の顧客にエネルギーとサービスを提供しており、2024年の連結売上高は1,187億ユーロに達しました。

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アルファ・ラバルについて 

今ある資源を最大限に活用する能力が、これまで以上に求められています。アルファ・ラバルは、お客様と共に社会を支える産業を革新し、持続的なポジティブな影響を創り出しています。私たちは、何十億もの人々が必要とするエネルギー、食料、そして衛生的な水を供給するために全力でサポートしています。そして同時に、グローバルな貿易の基盤である海事業界の脱炭素化にも取り組んでいます。 

アルファ・ラバルは、お客様が資源本来の可能性を引き出すための先進的な技術とソリューションを開発しています。お客様のビジネスにさらに競争力がつくことで、持続可能な世界の実現に一歩近づいていきます。アルファ・ラバルは、プロセスの最適化や責任ある成長の実現を通じて、お客様がビジネス目標や持続可能性の目標を達成できるようサポートすることに全力を尽くしています。お客様と共に、私たちはポジティブな影響を先駆けて創り続けます。 

アルファ・ラバルは140年前に創業し、約100カ国に販売拠点を置き、22,300人以上の社員を擁しています。ナスダック・ストックホルムに上場しており、2024年の年間売上高は666億SEK（58億EUR）でした。 

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