2022-06-20 Investor News

アルファ・ラバルとSSAB、化石燃料フリー鋼を使用した世界初の熱交換器の製造へ向けて提携

アルファ・ラバルは、スウェーデンの世界的な鉄鋼会社であるSSABと、化石燃料フリー鋼を使用して製造される世界初の熱交換器の開発と商業化を共同で行う契約を締結しました。2023年に最初のユニットを完成させることを目標にしています。この提携は、2030年までにカーボンニュートラルを目指すアルファ・ラバルの重要な一歩でもあります。

世界の鉄鋼生産は、世界のCO2排出量の約7%を占めています。高強度鋼の分野で業界をリードするSSAB社が開発している、HYBRIT技術を用いた化石燃料フリー鋼は、製鉄業の脱炭素化を大きく前進させるブレークスルーとなるでしょう。世界中の様々な産業プロセスで使用されているアルファ・ラバルの熱交換器は、従来の技術と比べて最大50パーセント高効率であり、その40パーセントは鋼鉄製です。つまり、このプロジェクトで目指す新たな熱交換器は、プロセスを省エネ化するだけでなく、サプライチェーン全体におけるCO2排出量を削減することにもつながります。国際エネルギー機関(IEA)によれば、省エネ化を進めることで、2040年までに温室効果ガスの排出量を40%以上削減することが可能です。そのうちの50%は産業部門によるものです。

 

アルファ・ラバルのトム・エリクソン社長兼CEOは次のように述べています。「SSABとの提携を発表できることを嬉しく思います。化石燃料を使用しない鋼鉄とエネルギー効率に優れた熱交換器を組み合わせることで、カーボンニュートラルに向けた業界の脱炭素化に向けた変革に貢献することができます。」

 

SSABのマーティン・リンドクヴィスト社長兼CEOは次のように述べています。 「アルファ・ラバルをパートナーとして迎えることができ、環境負荷を低減する方法を共に模索することを楽しみにしています。この提携により、私たちは新たな市場にリーチし、全く新しいお客様にインスピレーションを与えることができると期待しています。」

 

◆ご存じですか?

アルファ・ラバルでは、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラルになることを目標に掲げています。

 

アルファ・ラバルについて

アルファ・ラバルは、熱交換、分離、流体移送のテクノロジーで世界をリードしています。約100か国の幅広い業界に対して、エネルギー、海洋、食品・水の分野において、専門知識、製品、サービスを提供しています。プロセスの最適化、環境への責任を果たしながらの成長、進歩を加速させ、お客様のビジネス目標とサステナビリティ目標の達成をサポートします。

アルファ・ラバルの革新的なテクノロジーは、エネルギー効率と熱回収の改善、より良い水処理、温室効果ガスや排ガスの排出削減に活用され、資源の浄化、精製、再利用を通じて、限りある天然資源の有効活用に貢献します。これらを通じてアルファ・ラバルは、お客様、人々、地球のために、その成功を加速させることで、日々世界をより良くしていきます。

アルファ・ラバルの従業員数は約17,900人、2021年の年間売上は409億スウェーデンクローネ(約40億ユーロ)でした。同社はNASDAQ OMXに上場しています。

グローバルサイト: https://www.alfalaval.com

日本語サイト: https://www.alfalaval.jp

 

SSABについて

SSABは、北欧と米国に拠点を置く製鉄会社です。SSABは、お客様との密接な協力のもと開発された付加価値の高い製品とサービスを提供し、より強く、より軽く、より持続可能な世界の創造に貢献します。SSABは50カ国以上に従業員を擁し、スウェーデン、フィンランド、米国に生産施設を有しています。SSABはNasdaq Stockholmに上場しており、Nasdaq Helsinkiに二次上場しています。

 

本リリースに関するお問い合わせ先

アルファ・ラバル株式会社

マーケティング&コミュニケーション部

hp.alfajp@alfalaval.com

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