アルファ・ラバル、高度なろ過プラントで大型受注を獲得

アルファ・ラバルは、膜技術の世界的リーダーとして、過去最大級となる産業用ろ過システムの新規受注を獲得しました。今回採用された高度なろ過ソリューションは、アジアにある最新鋭の工場で使用される予定であり、アルファ・ラバルの技術が多様な業界で活用できることを示す確かな証となっています。

アルファ・ラバル、高度なろ過プラントを大型受注

アルファ・ラバルは現在、アジアの大手顧客向けに、産業用発酵プラントに導入される高度な膜ろ過ソリューションの構築を全力で進めています。このプラントはアジア最大級の規模を誇り、受注金額は約800万ユーロにのぼります。今回の受注は、アルファ・ラバルにとって過去最大級の膜ろ過関連案件の一つです。

「このプロジェクトにおける膜供給パートナーとして選ばれたことを大変誇りに思います。このプラントは非常に高度な設備であり、膜ろ過に関する深い専門知識が求められます。規模・金額ともに大きな案件であり、顧客ごとのニーズに最適化された設備を開発する当社の技術力を示すものです」と、アルファ・ラバルのマネージング・ディレクター、サリー・アン・スケルモーゼは述べています。

このろ過プラントは、ナノろ過および限外ろ過の両方に対応しており、グローバル企業の最新鋭の工場に導入される予定です。システムは大型コンテナ30基で構成され、2025年秋に顧客へ出荷されます。それまでの間、アルファ・ラバル・ナクスコウ拠点内の各部門が密接に連携し、高純度の製品を実現する最適なろ過ソリューションの提供を目指します。

アルファ・ラバルの膜技術は、排水処理や食品産業などでも幅広く活用されており、メンテナンス性の高さ、資源回収の最大化、低い運用コストを通じて、持続可能な生産や循環型経済の実現を支えています。

「このような大規模かつ先進的なプラントの構築には、当社が蓄積してきた総合的なノウハウが大きな強みとなります。エンジニア、ソフトウェア開発者、設計者、金属加工技術者、電気技術者など、さまざまな分野の専門家が連携し、それぞれの顧客に最適化されたソリューションを一から設計します。こうした設備には、標準的なソリューションは通用しません」と、アルファ・ラバルの膜技術・供給マネージャーであるオーレ・ウィボムは語ります。

「ナクスコウで蓄積した技術により、プロジェクトの初期段階から納品まで、顧客と共にプラントを設計・構築できることが当社の強みです。顧客のニーズに合わせてカスタマイズされたソリューションを提供することで、より最適な結果が得られます。」

ナクスコウにあるアルファ・ラバルの拠点は、膜ろ過ソリューションの開発および製造におけるグローバル本部です。世界中の顧客が同地のテストセンターを訪れ、導入前にアルファ・ラバルの技術を実際に確認・評価しています。このテストセンターは、製品導入の意思決定における重要な要素であり、テストを通じて得られる信頼が販売促進に大きく寄与しています。

今回のアジア顧客向け大型案件の納入は、2025年秋を予定しています。

本件に関するお問い合わせ先：

Zay Aw

グローバル・マーケティング・コミュニケーション・マネージャー
ビジネスユニット デカンタ

電話： +46 72 45 07 73 6

Eメール： zay.aw@alfalaval.com

 

日本におけるニュース問合せ窓口
粟野寛隆
マーケティング＆コミュニケーション部　マネージャー
アルファ・ラバル株式会社
E-mail:hp_alfajp@alfalaval.com

 

アルファ・ラバルについて

限られた資源を最大限に活用することが、これまで以上に重要になっています。アルファ・ラバルはお客様と共に、社会を支える産業に革新をもたらし、長期的なポジティブインパクトを創出しています。世界中の人々に必要なエネルギー、食料、清潔な水を届けるとともに、グローバル物流を支える海運業界の脱炭素化にも取り組んでいます。

私たちは、お客様が資源の真の可能性を引き出せるよう支援する技術とソリューションを先駆けて提供しています。お客様のビジネスが強化されることで、真に持続可能な世界の実現が一歩近づきます。アルファ・ラバルは、プロセスの最適化、責任ある成長、そしてお客様のビジネス目標とサステナビリティ目標の達成に向けた前進を支援しています。私たちは共に、前向きなインパクトを創出します。

アルファ・ラバルは創業140年、約100か国に顧客を持ち、従業員数は21,300人以上。2023年の年間売上高は636億スウェーデンクローナ（55億ユーロ）で、ナスダック・ストックホルムに上場しています。

www.alfalaval.com