2025-12-09

アルファ・ラバル、持続可能性への貢献で2つの賞を受賞

2025年10月と11月、アルファ・ラバルは、効率を高め、環境負荷を低減し、産業界の持続可能性目標を支援する革新的なソリューションの開発に継続的に取り組んできたことが評価され、2つの権威ある持続可能性関連の賞を受賞しました。

Built to Zero とともに産業用加熱の脱炭素化を推進し、Sustainability Actions Award 2025 を受賞

毎年、スペインにおける企業のサステナビリティ分野で最も重要な賞の一つとして知られる「Sustainability Day」に、数百名の専門家やビジネスリーダーが一堂に会する。本年度、マドリードのレイナ・ソフィア美術館にて、アルファ・ラバルは Built to Zero との協業が評価され、Sustainability Actions 2025 Award を受賞した。

この協業は、革新的な蓄熱技術によって産業用加熱プロセスの脱炭素化を進めるうえで重要な一歩となっている。

産業用クリーン加熱における革新的な前進

アルファ・ラバルは、Build to Zero の ThermalBox® 蓄熱ソリューションに組み込む形で、単一パス方式のクリーンスチームジェネレーターを開発した。これにより、化石燃料を使用することなく、中圧域のクリーンスチーム生成を可能にする。

「今回の受賞は、産業の脱炭素化を加速するための共同の取り組みが認められた結果です。アルファ・ラバルは、技術革新はサステナビリティや競争力とともに進むべきものと考えています。Build to Zero との協業は、その好例です。」(アルファ・ラバル・イベリカ Energy Divisional Manager José Manuel Palomo)

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Build to Zero の ThermalBox®。

データドリブンの成果と継続的改善が評価され受賞

2025年11月8日、アルファ・ラバル・トルコは、データドリブン戦略と継続的改善によって、環境面および経済面で測定可能な成果をもたらしたことが評価され、スウェーデン商工会議所から表彰を受けた。

Zero Liquid Discharge による廃棄物ゼロの実現

アルファ・ラバルの Zero Liquid Discharge(ZLD)技術は、1時間あたり最大25トンの水を回収し、現場で再利用することを可能にする。これにより、淡水使用量を削減しつつ、排水を浄化し、環境負荷を低減する。特に水資源が不足する地域で大きな効果を発揮し、本プロジェクトでも重要な役割を果たした。技術・パートナーシップ・目的に基づく設計が、産業と社会の双方に貢献し得ることを示した事例である。

「この受賞はアルファ・ラバル・トルコにとって、また私個人にとって誇らしい瞬間です。ZLD プロジェクトは技術だけでなく、お客様や地域が直面する課題を解決することが目的でした。この成果は、イノベーション、責任、継続的改善というアルファ・ラバルの価値観を体現するものです。今後は、こうした循環型水利用ソリューションをさらに広く展開し、産業界および地域社会がより持続可能な未来を築けるよう貢献していきたいと考えています。」(アルファ・ラバル・トルコ Energy Division Manager Berk Korucu)

Zero Liquid Discharge プロジェクト。

 

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