2023-10-04 Product News

アルファ・ラバル、画期的な新しい水素プロジェクトに参加

アルファ・ラバルは、ベルギー沖の北海で世界初の 10MW グリーン水素製造施設を開発・生成する画期的なプロジェクトにおいて、主要産業パートナーとのコンソーシアムで技術革新に参画することを発表しました。この施設は、2026年までに再生可能エネルギー由来の、環境に負荷の少ない水素を生成する予定です。

水素は、2050年までに世界の炭素排出量のネットゼロに向けた主要な手段のひとつと考えられています。しかしながら、その普及は再生可能エネルギーの導入にかかっており、洋上風力はその重要なひとつです。風力エネルギーを最大限に利用し、エネルギー損失を最小限に抑えるため、新しいコンソーシアムは、洋上でのグリーン水素製造のパイオニアとなります。

HOPE(Hydrogen Offshore Production for Europe)と呼ばれるこのプロジェクトは、再生可能エネルギーにおける大きなマイルストーンで、世界最大のオフショア・プロジェクトとなります。このプロジェクトでは2026年半ばに生産ユニットと輸出・流通インフラを稼動をもって、プロジェクト開始となる予定です。

このコンソーシアムは、欧州委員会とグリーン水素パートナーシップの真のフラッグシップ・プロジェクトであり、9つのパートナー組織すべての専門知識とノウハウを結集しています。その中でアルファ・ラバルは、ガスケット式プレート熱交換器と、電解槽で生成された熱を利用する革新的な低エネルギー水浄化システムを提供します。9つのコンソーシアム・パートナーは、再生可能な水素のバリューチェーン全体を網羅し、持続可能で脱炭素化された未来を実現します。

HOPEコンソーシアムの構成は以下の通りです:

アルファ・ラバル(デンマーク): 海水処理システムの供給
Lhyfe社(フランス): エンジニアリング、機器調達
Plug社(オランダ): 10MW電気分解機の供給とエンジニアリング
EDP NEW社(ポルトガル): 運転の最適化と影響分析
POM West-Vlaanderen社(ベルギー): 試験地域におけるプロジェクト実施支援
CEA社(フランス) デジタルシミュレーションによるオペレーション最適化
Strohm社(オランダ) 海底フレキシブル熱可塑性複合パイプライン(TCP)の供給
DWR eco社(ドイツ) ヨーロッパ全域へのプロジェクト成果の伝達と普及
ERM - Element Energy社(フランス): コーディネーション支援

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