Spent caustic recovery
使用済み苛性ソーダの回収は、新規購入コスト、廃棄コスト、処理コストの削減につながり、高い経済効果をもたらします。また、サステナビリティ目標や各種規制要件への対応にも貢献します。 アルファ・ラバルは、苛性ソーダ回収を実現するための完全一体型でコンパクト、かつエネルギー効率に優れた蒸発システムを提供しています。耐食性に配慮した設計と材料の採用により、長寿命と高いプラント信頼性を実現。塩素・アルカリ産業向けに苛性ソーダ蒸発プラントを供給してきた豊富な実績に基づくソリューションです。
苛性ソーダ回収を実現する、コンパクトかつ高効率な蒸発システム
- 競合技術と比較して、よりコンパクトでエネルギー効率の高い設計
- 低温運転による効率的な蒸発を実現し、腐食リスクを低減
- モジュール設計により、将来のニーズ変化にも容易に対応・拡張可能
- 苛性ソーダ蒸発分野で100件以上の導入実績に基づく豊富な知見
- 新規薬品購入および廃棄処理にかかるコストの削減に貢献
工程内で使用済み苛性ソーダを回収することで、プロセスの循環性を高め、薬品使用量の削減によるコスト低減を実現できます。また、年々厳しさを増すサステナビリティ関連規制への対応にも貢献します。
アルファ・ラバルは、時間・コスト・エネルギーの削減につながるこのプロセスにおいて、信頼できるパートナーとしてお客様を支援します。
苛性ソーダ溶液を再濃縮し、薬品使用量と運転コストを削減
使用済み苛性ソーダは、苛性ソーダを消費する多くの産業プロセスにおいて発生する廃液です。使用済み苛性ソーダは、NaOHまたはKOH、水、そして使用されたプロセス由来の不純物で構成されています。苛性ソーダは使用される過程で消費され、濃度が低下します。アルファ・ラバルの技術を用いて苛性ソーダ溶液を再濃縮することで、薬品の総使用量と運転コストの削減が可能となります。
使用済み苛性ソーダは、鉱業、金属、アルミナ、ならびに下流製造業における工業用リーチング(浸出)プロセスで一般的に発生します。また、化学・製油業界や繊維産業でも発生し、さらにNaOHが洗浄用途で使用される現場でも見られます。
当社のソリューション
アルファ・ラバルのシステムは、苛性ソーダ蒸発に関する豊富な実績と、希釈溶液中に含まれるさまざまな不純物への知見に基づいて設計されています。AlfaVap、AlfaCond、AlfaFlashといった製品は、以下のような多くのメリットを提供します。
- MVR、TVR、多重効用方式に対応する柔軟な構成
- モジュール設計により、将来のニーズ変化にも容易にアップグレード可能
- 競合技術と比べて大幅に低い設置高さ
- 従来のシェル&チューブ式と比較して、電力および蒸気消費量を低減
- 標準化されたモジュールサイズで提供可能
苛性ソーダ回収は、大きな価値を生み出すプロセスとなり得ます。その可能性を、ぜひアルファ・ラバルにお確かめください。